セキュリティー企業ESETは10月22日、ロシアに関連するハッカー集団がウクライナの穀物物流企業に侵入し、データを消去する攻撃につながった事例の分析を公表した。侵入は2025年7月に始まったもので、今回の発表日と攻撃発生日は異なる。
ESETによると、UAC-0099と呼ぶ集団が7月16日、悪意ある添付ファイルを含む標的型メールで最初の侵入に成功した。翌日には新たな不正プログラムを配置し、分散型ネットワーク「Yggdrasil」内に置いた指令サーバーとの通信を隠していた。
その後、侵入経路が別の集団サンドワームに引き継がれ、約2カ月後にデータ消去攻撃が観測された。ESETはサンドワームをロシア軍情報機関の部隊に関連付けている。集団間の協力や帰属は同社の分析に基づく。物流企業や穀物企業などを狙う攻撃の一環としてロイター通信も報じた。
侵入開始:2025年7月16日/分析公表・報道:2026年10月22日
