米国の中国系移民規制、現代に続く影響を問う書評

書評媒体「China Books Review」のジェン・リンリウ氏は10月15日、歴史家ベス・ルーウィリアムズ氏の著書を取り上げ、米国の中国系移民に対する差別的な法制度と、現代に残る影響を論じた。

書評によると、同書は米西部の公文書を調べ、中国系住民の就労、財産保有、教育、家族形成などを制限した5000件超の法律を検証した。連邦による入国制限だけでなく、州や自治体が税や営業・居住規制を通じ、移民を統制していた点を重視している。

リンリウ氏は、移民側も訴訟や市民権の主張によって権利を守ろうとしたと紹介。その上で、現在の移民取り締まりや不動産保有制限にも歴史との共通性があると指摘した。中国系住民の受け入れが、一定の振る舞いを求められる「条件付き」のものだったという同書の視点から、今日の米国社会を問い直している。

出典

ジェン・リンリウ/China Books Review/2026年10月15日
原題:Nothing to Their Name

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書評対象:ベス・ルーウィリアムズ著『John Doe Chinaman: A Forgotten History of Chinese Life under American Racial Law』、Belknap Press、2025年9月。

注:本記事は書籍そのものではなく、書評を要約したものである。