イラン紛争

政治・外交

米国とイラン、制裁緩和と核問題をめぐる間接協議が継続

米国とイランの間接協議をめぐり、双方が提案の交換と協議の継続を表明した。イラン側は、米国が海上封鎖を解除し、制裁緩和を実施しなければ合意には至らないとの立場を維持している。米国のドナルド・トランプ大統領は、イランとの協議を「生産的」と説明する一方、11月3日の米中間選挙まではイランへの攻撃を再開しないと述べた。イランのアッバス・アラグチ外相は、テヘランが米国の対案を受け取り、数日以内に正式な回答を示す見通しだと述べた。交渉では、米国による制裁と海上封鎖、イランによるホルムズ海...
政治・外交

米財務省、イランの石油輸送に関与した影の船団17隻を制裁指定

米財務省は10月8日、イラン産原油、石油製品、石油化学製品の輸送に関与した17隻の船舶と関連企業を制裁指定した。対象船舶は12か国以上の管轄に登録され、国際的なフロント企業網を通じてイランの制裁回避を支援していたとされた。指定はイランの石油部門などを対象とする大統領令13902号に基づく。財務省は、対象船舶が南アジアや東アジアの市場向けにイラン産原油・石油製品を輸送していたと説明した。関連企業として、中国を拠点とする船舶管理会社などを挙げ、制裁回避の海運網と石油化学部門への資...
政治・外交

IEA加盟国、ホルムズ危機対応で緊急石油備蓄の放出加速を支持

国際エネルギー機関(IEA)は10月7日、加盟国政府が、2026年3月に決定した協調行動に基づく緊急石油備蓄の放出を加速し、可能な範囲でディーゼル備蓄を優先的に市場へ放出する方針を支持したと発表した。会合では、ホルムズ海峡危機がエネルギー市場に与える影響へのIEAの対応と、エネルギー貿易の自由な流れを維持する重要性も確認された。IEAによると、3月の協調行動に基づき、これまでに約3億2500万バレルが放出された。未放出分をすべて市場に供給すれば、さらに約1億バレルが追加される...
政治・外交

米財務省、イランと取引する外国金融機関に即時停止を警告

米財務省外国資産管理室(OFAC)は10月5日、イランまたはイランの金融部門と取引を続ける外国金融機関に対し、制裁対象となる可能性があるとして警告を発した。制裁対象のイラン金融機関と取引する外国金融機関は、事前通知なしにいつでも対象となり得るとして、取引と関係を直ちに終了するよう求めた。OFACは、イランの金融機関や第三国の子会社・支店への金融サービスを通じて、イラン経済の制裁対象部門を支援する外国金融機関も制裁リスクにさらされると説明した。イラン産原油などの売却代金を洗浄す...
政治・外交

米政権、イラン核協議で濃縮能力の「意味ある削減」を要求

米国のJD・バンス副大統領は、イランとの7カ月に及ぶ戦争を終結させる合意の条件として、イランが核濃縮能力を「意味のある形で」削減する必要があると述べた。バンス氏は、交渉におけるイラン側の意思決定過程が米国には完全には明確でないとも語った。これを受け、マルコ・ルビオ国務長官は10月7日、トランプ政権の最終目標について混乱はないとし、イランが核兵器を開発することは認められないと表明した。ルビオ氏は、将来の合意で一定のウラン濃縮を認め得るかについて、具体的な条件は示さなかった。出典...
政治・外交

IEA加盟国、緊急石油備蓄の放出加速とディーゼル優先を支持

国際エネルギー機関(IEA)の加盟国政府は2026年10月7日の会合で、2026年3月に決定した協調行動に基づく緊急石油備蓄の放出を加速し、可能な範囲でディーゼル備蓄を優先して市場に供給する方針を支持した。IEAは、この協調行動がホルムズ海峡危機によるエネルギー面の影響への対応であると説明した。IEAによると、3月の協調行動でこれまでに約3億2500万バレルが放出され、未放出分をすべて市場に供給した場合は約1億バレルが追加される。加盟国が保有する公的な緊急石油備蓄は約11億バ...
政治・外交

国際航空各社が中東便の停止・再開延期を相次ぎ発表

2026年10月5日、複数の国際航空会社が中東路線の運航停止期間を延長し、再開予定を先送りした。シンガポール航空はドバイ便の停止を12月1日まで延長し、スクートはジェッダ便を12月2日まで停止する。エア・カナダはテルアビブとドバイ便の停止を2027年3月末まで延長した。フィンエアーはドバイとドーハ便を2027年3月27日まで停止し、キャセイ・パシフィックもドバイ、リヤド便を2027年1月31日まで停止している。このほか、エールフランスはリヤドとドバイ便を10月24日まで停止し...
軍事・安全保障

ホルムズ海峡でタンカー被弾、少なくとも12人負傷

2026年10月6日、パナマ船籍のタンカー「On Peace」がオマーン沖のホルムズ海峡を航行中、正体不明の飛翔体を受けた。乗組員19人のうち少なくとも12人が負傷し、負傷者はオマーン当局の支援で救出され、オマーンのハサブで治療を受けている。負傷者12人のうち11人はインド人だった。インド外務省は、地域の商船と船員を標的とする攻撃を停止するよう求めた。攻撃主体、使用された飛翔体、船体損傷の詳細、環境への影響は公表資料で確認できない。船舶はドバイ所有のアフラマックスタンカーとさ...
軍事・安全保障

ホルムズ海峡で入港中のLPGタンカーが攻撃を受ける

2026年10月4日17時16分(UTC)、ホルムズ海峡を入港方向へ航行していたLPGタンカーが、正体不明の飛翔体を受けた。英国海事貿易運用部(UKMTO)は、確認済み情報源からの時間差通報として攻撃警報を発出し、当局が調査しているとした。UKMTOの公表内容では、乗組員の死傷、環境への影響、船体の損傷状況は明らかにされていない。船名や攻撃主体も示されておらず、船舶が航行を継続したか、救助や避難が行われたかも確認できない。出典UKMTO|UKMTO 153-26 - ATTA...
軍事・安全保障

米空軍、RAFフェアフォードに配備していた爆撃機を米本土へ再配置

米空軍は10月4日、英国グロスターシャー州のRAFフェアフォードに配備していた爆撃機を米国の本拠地へ再配置した。米国防当局者は、同基地に配備されていたすべての爆撃機が帰還したと説明し、B-1などの運用部隊は米本土から精密打撃能力を提供できる態勢を維持すると述べた。再配置は、9月27日に同基地周辺で複数の人物がテロ準備や爆発物関連の容疑で拘束された後に行われた。米側は爆撃機の移動と拘束事件の関係を公式には詳述しておらず、資料上、再配置の具体的な作戦上の理由は明らかにされていない...