2026-10

軍事・安全保障

イラン革命防衛隊がホルムズ海峡のタンカーに引き返しを要求

2026年10月5日、オマーンのハサブ北方11海里付近で、ホルムズ海峡を入港方向へ航行していたタンカーが、イラン革命防衛隊(IRGC)から無線で呼びかけられた。IRGCは、引き返さなければ攻撃対象にすると伝え、タンカーの船長は指示に従って航路を戻した。英国海事貿易運用部(UKMTO)は不審活動情報として公表し、当局が調査しているとした。報道で船名は「Singapore Energy」とされているが、UKMTOの一次発表では船名、船籍、貨物、航路変更後の状況は示されていない。実...
経済

OPECプラス7か国、11月の必要生産量を9月水準で維持

サウジアラビア、ロシア、イラク、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンのOPECプラス7か国は10月4日、オンライン会合で市場情勢と見通しを協議し、2026年11月の必要生産量を2026年9月の水準で維持することを決めた。7か国は協力宣言への完全な適合を目指す方針も改めて確認した。会合では、毎月の市場確認を継続することも決定し、次回会合を11月1日に開くとした。発表文は、11月の国別必要生産量を表で示しているが、今回の決定に伴う追加減産や増産は記載していない。対象期...
軍事・安全保障

イエメン南部アルムカ沖でタンカー付近に複数の爆発

2026年10月4日、イエメンのアルムカ南方60海里で、北上中のタンカーが船体近くで複数の爆発を目撃した。英国海事貿易運用部(UKMTO)は、船舶の保安責任者からの通報として不審活動情報を公表した。乗組員は安全で、環境への影響は報告されていない。同海域では、マーシャル諸島船籍のプロダクトタンカー「Chrystal Sky」が、右舷約100メートルの位置で爆発があったと通報した。船体に損傷はないとされ、航海を継続した。爆発の原因、使用兵器、攻撃主体については当局の調査中で、攻撃...
政治・外交

RAFフェアフォード周辺のテロ捜査で英・イラン二重国籍者を逮捕

英国警察は10月1日、米軍が使用する英国グロスターシャー州RAFフェアフォード空軍基地周辺で起きた不審車両事件の捜査に関連し、英・イラン二重国籍の人物をテロ攻撃計画の疑いで逮捕したと発表した。事件は9月27日、基地へ向かう不審な車両が通報され、5人が爆発物関連法違反とテロ行為準備の疑いで拘束されたことから始まった。英国警察は車両から即席爆発装置は見つからず、ガソリンを回収したと説明している。AP通信は、英国当局が事件をテヘランと結び付けていると伝えたが、警察発表は犯行動機や外...
政治・外交

クウェート、国際空港の乗継便停止を継続 Jazeera Airwaysに行政措置

クウェート民間航空総局は10月3日、クウェート国際空港での乗継運航が再開したとの報道を否定し、停止措置は追って通知するまで継続していると明らかにした。同局報道官は、Jazeera Airwaysや他の航空会社との間で乗継便再開に向けた調整は行われていないと説明した。Jazeera Airwaysが当局の承認を得ずに乗継便の再開を発表し、運航を開始したとして、同社には行政措置が取られた。同局は、停止措置が地域で攻撃が始まった後に導入されたもので、乗客、航空機、空港の安全を確保す...
政治・外交

イラク、イラン航空にナジャフ発着便を再認可 Mahan Airを除き1日40便

イラク首相府は10月2日、イランの航空会社に対し、ナジャフ国際空港を発着する便を1日40便まで運航することを認めた。対象からは米国の制裁対象となっているMahan Airを除外した。イラク側は、米政府がイラクの要請を受けて例外措置を認めたことを評価したと説明した。今回の決定により、前週に停止されていたイランとイラク間の航空移動の一部が再開対象となった。承認の目的として、巡礼者、患者、学生、観光客などの移動が挙げられた。ナジャフ便の扱いをめぐっては、イラン側で航空券販売の停止が...
政治・外交

イスラエル中部で小型機墜落、操縦士が負傷 森林内で機体発見

2026年10月3日、イスラエル中部ベイト・シェメシュ近郊のエシュタオル周辺で、小型航空機が開けた土地に墜落した。マゲン・ダビド・アドムの救急隊員によると、機体は樹木の間で発見され、操縦士の男性は墜落後も歩行できる状態だった。救急隊は現場で診察を行ったが、当初は病院への搬送を必要としない軽傷と判断した。事故現場では消防・救急隊が対応し、墜落原因については資料で明らかにされていない。イスラエルでは前日の10月2日にも北部で訓練飛行中の小型機が墜落し、1人が死亡、1人が負傷してい...
政治・外交

サウジ連合、フーシ派がメディナの電力配電施設を攻撃したと発表

サウジ主導のイエメン連合軍は10月1日、フーシ派が9月29日午前5時11分、サウジアラビア西部メディナのタイバ電力配電施設を攻撃したと発表した。連合軍報道官トゥルキ・アルマリキ少将は、この攻撃を「テロ攻撃」と位置付け、フーシ派によるサウジ領内への攻撃だと説明した。発表資料は、使用された兵器、被害の程度、死傷者の有無について具体的な情報を示していない。また、フーシ派側の声明や第三者による現場確認も確認できない。したがって、期間内に公表された新事実は、サウジ主導連合が攻撃主体と標...
政治・外交

イラク首相、米主導有志連合の任務終了を受け「主権段階」開始を表明

イラクのアリ・アルザイディ首相は10月1日、バグダッドで開いた「主権の日」会議で、9月30日に米主導の国際有志連合による過激派組織「イスラム国」掃討の軍事任務が終了したことを受け、イラクが新たな「主権段階」に入ったと表明した。首相は、国内全域の領土、武器、治安上の意思決定に対する国家権限を強化し、安全保障と軍事の決定を憲法および国家機関の管理下に置く方針を示した。アルザイディ首相は、国内の武装勢力が保有する国家外の武器を国家管理下に置き、武装組織を国家機関へ統合する工程を進め...
政治・外交

米財務省、イランの自動車・鉄道など産業基盤を追加制裁

米財務省は10月1日、イランの自動車、鉄道、製造、鉱業・金属部門を対象とする追加制裁を発表した。外国資産管理局(OFAC)は、イラン・ホドロ、サイパ、イラン国鉄、ラジャ旅客鉄道などの企業を指定し、自動車部門と鉄道部門について、関連事業を行う個人・法人を制裁対象にできる部門別措置も導入した。発表では、イラン・ホドロとサイパが国内乗用車市場の大部分を占める企業として、イラン国鉄などが旅客・貨物輸送を担う事業体として挙げられた。製造部門では重機メーカーと中国子会社、金属・鉄鋼関連企...