ロシア、フメリニツキー州の電力施設攻撃を発表 停電の報道も

ロシア国防省は2026年10月26日、ウクライナ中西部フメリニツキー州の電力施設を攻撃したと発表した。一方、ウクライナ国営ウクルインフォルム通信は同日、同州カミアネツ・ポジリシキー地区のエネルギー施設への攻撃で緊急停電が発生したと伝えた。被害の規模や復旧状況、両発表が同じ設備を指すかについては追加確認が必要である。

発電所と変電施設の表記に差

ロイター通信はロシア国防省の説明を発電所への攻撃として伝えた。これに対し、トルコのDHA通信は、同州の物流インフラを支える変電施設を標的としたとのロシア側発表を報じた。施設区分が報道間で異なるため、発電設備そのものが損傷したとは断定できない。

ウクライナ側では緊急停電の報道

ウクルインフォルムの26日午前6時42分掲載記事の検索索引には、カミアネツ・ポジリシキー地区のエネルギー施設が攻撃され、緊急停電が発生したと記載されている。ただし、今回の確認では記事本文の取得に失敗し、停電の対象地域や戸数、復旧見通しまで照合できなかった。

このため、元原稿の「停電の有無も不明」という記述はそのまま維持できない一方、停電の範囲や原因の細部を確定することもできない。運営事業者や州当局の一次発表との照合を要する。

原子力施設への攻撃とは断定せず

今回のロシア側発表を報じた資料は、具体的な施設名を明確に示していない。州名が同じという理由だけで原子力発電所への攻撃と結び付けることはできず、原子炉の損傷や放射線への影響を示す確認情報も得られていない。

相互攻撃停止は未合意

ゼレンスキー大統領は25日、ロシアによるウクライナの電力施設への攻撃停止を条件に、ロシア製油所への攻撃を停止する用意を示した。26日時点で相互停止の合意は確認されていない。今回の電力施設への攻撃発表も、当事者の説明と実際の損傷確認を分けて扱う必要がある。

出典

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(2026年10月26日)