調査報道媒体「The Insider」のアンドレイ・ザヤキン氏は10月16日付の記事で、ロシアの爆薬・弾薬生産が中国から供給される化学品に大きく依存していると報告した。メールにはオルガ・ラウトマン氏が紹介した英訳が収録されている。
記事は通関資料などを基に、爆薬の可塑剤原料、結合剤、火薬の安定剤などの供給経路を検証。中国企業の製品がカザフスタンの仲介企業を経てロシアの爆薬関連企業に届く取引や、軍需工場の取引先による調達を挙げた。
ザヤキン氏は、ロシアが輸入代替を掲げても、特に少量・中規模生産の化学品では外国依存が残ると指摘。国内工場へのウクライナの攻撃が有効になるほど、その依存が強まると論じた。なお、記事が示す中国の輸入シェア87%は、民生用と軍用を合わせた化学品の数字であり、軍需向けだけの比率ではない。
出典
アンドレイ・ザヤキン/The Insider/2026年10月16日
原題:Chemical Brother: How Russian Ammunition and Explosives Production Depends on Chemical Supplies from China
注:本概要はメール収録の英訳に基づく。原媒体の直接URLは未確認のため、メール記載の転送URLを掲載している。
