イラン原子力庁のモハンマド・エスラミ長官は10月9日、イランはウラン濃縮活動を停止せず、保有する濃縮ウランを引き渡さないと表明した。エスラミ氏は、濃縮はイランの核技術に不可欠な要素だと述べ、米国側が示している濃縮能力の大幅削減要求を受け入れない立場を示した。発言はイラン国営メディアで伝えられた。
一方、外相アッバス・アラグチは、カタールなどの仲介を通じて米国とメッセージを交換し、米国側の提案への回答を検討していると説明した。アラグチ氏は数日以内に回答を伝える可能性を示し、交渉過程は継続していると述べた。IAEA査察の再開、濃縮度、濃縮ウランの保管場所について新たな合意が成立した事実は確認できない。
