パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は10月10日、2026年11月28日に予定していた立法評議会選挙を取り消し、大統領選挙と同時に2027年9月11日に実施する大統領令を出した。大統領選は2005年以来、立法選は2006年以来実施されていない。今回の決定により、立法選と大統領選はいずれもさらに延期されることになった。
大統領令は、東エルサレム、ヨルダン川西岸、ガザ地区で自由、公正かつ包摂的な選挙を実施するための政治・治安・現地条件が整っていないと説明した。パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会と各政治勢力との協議を経た決定とされ、10月13日にはファタハ中央委員会が延期を支持した。欧州連合、カナダ、フランス、英国、オーストラリアは、選挙を可能な限り早期に実施するよう求め、延期に遺憾を表明した。
