サウジアラビア主導の連合軍は2026年10月26日、イエメンのフーシ派が使用するミサイル関連施設を攻撃し、貯蔵用トンネル5カ所、発射装置4基、ミサイル貯蔵施設1カ所を破壊したと発表した。攻撃結果は連合軍の主張であり、施設の損傷や死傷者について独立した確認は得られていない。
補給路の遮断を作戦目的に挙げる
AFP通信によると、連合軍のトゥルキ・マリキ報道官は、ミサイル関連施設への攻撃とともに、フーシ派支配地域間の補給路を遮断することに重点を置いたと説明した。発表は連合軍側による作戦成果の説明であり、フーシ派のミサイル運用能力がどの程度低下したかまでは確認できない。
サヌアの発射装置にも言及
連合軍は首都サヌアで弾道ミサイル発射装置2基を破壊し、うち1基はリヤドへ向けた発射に使用されたと説明した。発射装置4基を破壊したとの発表との重複関係が明らかでないため、本記事では単純に合算しない。
施設の破壊数だけでなく、攻撃に伴う民間人被害や周辺の建物の損傷についても、確認した資料では全容が示されていない。報道が確認できないことは、被害がなかったことを意味しない。
フーシ派はサウジ国内への攻撃を主張
フーシ派は26日、サウジの東西原油パイプラインのポンプ施設と、リヤドのキング・ハリド国際空港を攻撃したと発表した。連合軍はミサイル迎撃を発表しているが、サウジ当局による石油施設の被害確認は得られておらず、原油輸送への具体的な影響は不明である。
空港では25日に一部ターミナルの運用が再開されたばかりだった。空港の再開とその後の攻撃主張は別の情報であり、新たな発表だけで全面閉鎖や通常運航の回復を断定することはできない。
停戦状態が崩れたイエメン情勢
サウジは2015年、国際的に承認されたイエメン政府を支援するため内戦に介入した。2022年以降は戦闘が大幅に減ったが、2026年には再び激化した。紅海沿岸やバブエルマンデブ海峡周辺でも対立が続いている。26日時点で、今回の攻撃を受けた新たな停戦合意は確認されていない。
出典
- AFP/CNA|Saudi coalition strikes Houthi missile facilities
- Reuters|Houthis say they attacked Saudi oil pumping stations, Riyadh airport
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(2026年10月26日)
