エジプトのアブデルファッターハ・シシ大統領は10月17日、現在の大統領任期が2030年に終了し、その後も在職を続けるための憲法改正は行わないと表明した。大統領は軍事アカデミーの卒業式で、退任の問題は「完全に決着しており、議論しない」と述べ、2019年の憲法改正で可能となった現行の三選後にさらに任期を延長する考えを否定した。
シシ氏は同時に、2030年までに将来の国家指導者を育成するため、軍事アカデミーを中心とした30か月の訓練計画を示した。計画の基準と関連法案は、国会議長を中心に知識人、政治家、高等教育相、司法相らで構成する委員会が策定するという。発言は、同氏の続投を求める動きが伝えられる中で、憲法を再改正して在任期間を延ばす可能性を公式に退けるものとなった。
