イエメン・タイズで包囲深刻化、食料・水不足で人道危機

イエメン南西部のタイズと周辺で、政府側とフーシ派の戦闘によって食料や燃料、水の供給が滞り、住民の生活が悪化している。ロイター通信は10月21日、国連機関や援助団体の説明と現地取材を基に、燃料不足で給水設備や病院の運営が妨げられ、ごみの堆積も感染症拡大への懸念を強めていると報じた。

9月以降の戦闘で、タイズとアデンを結ぶ道路など主要な補給路が遮断された。約300万人が利用する水道設備へのアクセスや燃料供給が損なわれ、住民は限られた水を節約して使っている。セーブ・ザ・チルドレンによると、タイズの給水量は約半分に低下した。

国連児童基金(ユニセフ)によると、給水車の費用は戦闘激化前の約3倍に上昇した。燃料不足はごみの収集にも影響し、戦闘で処分場に行けなくなった作業員が路上でごみを燃やす状況も生じている。援助団体は、食料、水、医療にアクセスできない子どもたちの危険が高まっていると警告している。

状況確認日:2026年10月21日。Reuters掲載日時:10月21日11時04分(UTC、日本時間20時04分)。

出典

Reuters:https://www.reuters.com/business/environment/water-rationing-rubbish-pile-up-raise-disease-fears-yemens-besieged-taiz-2026-10-21/
Reuters配信・MarketScreener:https://uk.marketscreener.com/news/water-rationing-rubbish-pile-up-raise-disease-fears-in-yemen-s-besieged-taiz-ce785cd9d88fff27